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- 部下の叱り方が分からない!
- 嫌われそうで注意出来ない!
- 叱る時にやってはいけない事は?
この様な疑問にお答えします。
この様な悩みを持っている上司の方々は多いでしょう。
特に上司になりたての時は部下との付き合い方が分からず、部下を叱れないという悩みが多いです。
私は今までにアパレルの販売員、店長、マネージャー、営業、MDとして何100人の部下と関わってきました。
また初めて店長として、部下を待つ立場の人を指導してきた経験があります。
そんな時に1番多い悩みが「部下を叱れない」という物でした。
急に人の上に立つと、叱り方も分からないですし、そもそも嫌われるんじゃ無いかと心配になり注意出来ない人が非常に多いです。
しかし、本当に大事なのは普段のコミュニケーションです。
常日頃からコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていれば、叱った所で関係性が崩れる事はありません。
この記事を読めば、
- 普段のコミュニケーションが大事な理由
- 叱る時にしてはいけない事
- 叱る時のポイント
が分かる内容になっています!
Contents
部下を叱れない
冒頭でも述べた様に、部下を叱らなければいけないと分かっていても、叱れずに見過ごしてしまったという人は非常に多いです。
その理由として多いのが、
- 嫌われるのが怖くて
- 勇気がでなかった
- 反抗されるとめんどくさい
- なんて言ったら良いのか分からない
この様な理由から、叱れずにいる人が多いのです。
叱らなくても良いの?
「私も昔は初めて部下を持った時に、叱ってもやる気を削ぐだけだし叱らない様にしよう!」っと叱らなくて良い理由を自分の中で勝手に作ってしまっていました!
本当はただ叱る勇気が無かっただけなのに、、
この様に叱る事を放棄してしまった結果、「部下のやる気」が著しく低下してしまったのです。
部下にとっては緊張感の無い職場になってしまい、上司は自分の事を見ているのか分からない状態になり、仕事に張り合いが無くなってしまいました。
部下にも「私の事を見てくれていますか?」っと直接言われたり、叱らない事に対する弊害は非常に大きかったです。
この様な経験から、部下の為にも自分自身の為にも、「部下が間違った事をしたらちゃんと叱る」という事のたいせ大切さに気付いた瞬間でした!
叱る事よりも大事なの日頃のコミュニケーション
初めて上司になると叱る事ばかりに注意がいきがちですが、実はそれ以上に大事なのが日頃のコミュニケーションで信頼関係を築く事です。
部下の立場になって考えてみてください。
いきなり知らない上司が来て急に叱られると、反発したくなり、素直に受け入れる事は出来ないでしょう!
逆に、普段からコミュニケーションを取り信頼関係の結べている上司とだったら叱られても「また頑張ろう!」という気持ちになるでしょう!
つまり叱り方よりも圧倒的に大事なのが日頃のコミュニケーションなのです。
部下を承認する事で信頼関係を築く
この時に大事になるのが、部下を承認する事です。
人は皆「承認欲求」を持っています。
自分の存在を認めて欲しい、自分を見て欲しい、話しを聞いて欲しい、頑張ったら褒めて欲しいという承認欲求を全員が持っているのです。
だからこそ、常日ごろから部下の話しを聞き、認めてあげる事が大切です。
そして部下に、「上司は私の事を見てくれている!」っと感じさせる事が大切なのです。
ようは信頼関係が出来れば、あなたが部下を叱っても、部下はそれをポジティブに捉えるのです。
部下を叱る時にやってはいけない事
では続いて、部下を実際に叱る際にやってはいけないNG行動を見ていきましょう!
部下を叱る時のNG行動
- 感情で叱らない
- 主観を入れない
- 他の人の前で叱らない
- 比べない
- 存在を否定しない
- 同じ失敗をするのは当たり前
この様な事は絶対にしてはいけません。
それぞれを深堀りしていきましょう!
感情で叱らない
つい怒りに任せて感情で部下を叱りたくなりますが、それは辞めましょう!
感情で叱られると心に残るのは恐怖心か反抗心しかありません。
部下の反省を促す事は難しいでしょう。
主観を入れない
下記の様に主観をいれて怒るのは良くありません。
- 「なんで遅刻したんだ?やる気が無いのか!」
- 「レポートの提出期限は昨日までだぞ!お前には責任感が無い!」
この様に、主観を入れて怒るのは良くありません。部下のやる気を削いでしまいます。
例え遅刻してしまったとしても、それがやる気と=なわけではありませんし、上司の主観で決めつけてしまう方が部下のヤル気を奪ってしまいます。
他の人の前で叱らない
叱る時はなるべくでしたら他の人がいない場所で叱りましょう!
他人の目がある所で怒られるのはプライドが非常に傷つけられるものです。
それだと反省を促せないでしょう。
比べない
他の社員と比べるのは辞めましょう!
「おまえは隣の課の新入社員より仕事が出来ないじゃないか!!」
この様に、他の社員と比べられるのも非常にプライドを傷つけます。
部下のやる気に火をつけたいが為に比べる上司も多いですが、それをやっても火が付く事はないでしょう!
怒りに火が付くだけです。
存在を否定しない
- 「おまえは馬鹿だな!」
- 「君はウチに必要無いんじゃない」
- 「仕事出来ないやつは要らないんだよ!」
この様に、部下の存在自体を否定してしまう上司も多いでしょう!
しかし、こんな叱り方をしても何もプラスになる事はありません。
上司のストレス発散なだけです。絶対に辞めましょう!
同じ失敗をするのは当たり前
「この前教えたのに何で覚えてないんだ!」
この様に叱る上司も多いでしょう!しかし、人は同じ失敗をするのは当たり前です。
教えられた事を1回で覚えられるほど人は天才ではありません。
ちなみに私は部下に対して「分からない事があったら同じ事を20回でも30回でも笑顔で教えるから聞いてきてね!」と話します。
叱る時に大事な事
では続いて、部下を叱る時に大事な事を見ていきましょう!
部下を叱る時に大事な事
- 基本はその場で
- 具体的に説明する
- 改善策を伝える
- 最後はプラスの感情に
こういった事が大事になってきます。
基本はその場で
部下が悪い事をしたり、良くない事をした時は、基本はその場で叱りましょう。
部下が遅刻してきたのにその時には何も言わず、1週間後に注意しても意味が無いですからね!
部下の反省を促す為にもその場で叱るのが1番効果的です。
具体的に説明する
叱る時はなぜ叱る必要があるのか?その理由を具体的に説明する事が大切です。
例えば、レポートを提出しなかった部下には、
「君がレポートを提出してくれないと、営業部がその情報を基に次の施策を考えているから全体の仕事が遅れてしまう!」
また、プレゼンの出来が悪かった部下には
「今回のプレゼンだと、取引先が気にしていた環境問題についての説明が不十分だった!これだと取引先から信頼を得るのが難しい。」
この様に、「なぜ叱るのか?」を具体的に説明する事が大切です。
改善策を伝える
叱る時はただ一方的に怒るだけではダメです。
具体的な改善策を伝える事が大切です。
先ほどのプレゼンの出来が悪かった部下には
「今回のプレゼン資料は環境問題についての説明が不十分だった!我々のシステムを導入すればどれだけCO2が削減出来るかを具体的な数字を交えて話すべきだった!」
この様に、叱る際には具体的に改善策を伝える事が大切です。
でないと叱られる方もどうやって直したら良いのか分からず改善が見込めません。
最後はプラスの感情に
叱る事は大切ですが、叱りっぱなしですと、叱られた方はマイナスの感情になり生産性が落ちてしまいます。
またマイナスの感情になってしまうと、叱る時に伝えた事を素直に改善しようという気持ちになりません。
相手の心のケアも含めて、最後は相手の感情をプラスに持っていく事が非常に重要です。
最初は強い口調で叱る事も必要でしょう。
そして一通り改善点を告げ、クロージングに入る時には笑顔も見せましょう。
叱られる方としては、あなたが怒っていないか?どんな感情なのか?が気になって気になって仕方ない状態です。
そんな時にあなたが笑顔を見せるだけで、叱られている方は安心するものです。
いかがでしたでしょうか?
部下の叱り方が少しでも分かったでしょうか?
叱る事から逃げたくなる気持ちも分かります。しかし、それは相手にとってもあなたにとっても良く無い事です。
最初っから上手く出来る人はいません。叱るのも技術が必要です。
その為、1回1回経験を積み重ね、上手くなっていくものです。