「ノンバーバルコミュニケーション」聞きなれない言葉ですよね?
ほとんどの人が知らない言葉ですが、実はコミュニケーションに置いてもっとも重要な要素なのです。
- コミュニケーション能力を上げたい
- 人間関係を良くしたい
- 営業職なのでお客様からの信頼を得たい
- モテたい
この様な人には必須のスキルですので、ぜひこの記事を読んでみてください。
先に自己紹介しておくと、
今まで接客業中心に仕事をしており、現在はアパレル業で10年以上働いています。
今はマーチャンダイザーという役職ですが、それまでに
店舗スタッフ→店長→マネージャーとして接客販売に力を注ぎ、100人以上の教育を行ってきました。
そんな経験の中で、日々コミュニケーション能力を磨いてきました。
その中でも特に1番重要だったと感じたのが、この「ノンバーバルコミュニケーション」です!
Contents
ノンバーバルコミュニケーションとは何か?
では早速本題に入りましょう。
ノンバーバルコミュニケーションとは「非言語コミュニケーション」の事です。
動画で学びたいという方は下記の動画からどうぞ!
非言語コミュニケーションって何?
「うん?非言語コミュニケーションって余計分からないんだけど」って思いますよね?
これは読んで字のごとく、言葉以外でのコミュニケーションの分部の事です。
例えば、
- 顔の表情、視線、容姿、身だしなみ
- 腕や体を使った身振り手振り、しぐさ
- 声の大きさ、トーン、話すスピード
この様に人は言葉以外の分部からもコミュニケーションをとっているのです。
特にわかりやすいのが表情でしょう。
この様に笑顔の人と暗い顔の人では受け取る印象が全く変わってきてしまいますよね?
笑顔なだけでポジティブな印象を与え、楽しい感情が伝わってきますね!
また、しっかり目を見る相手と、ずっと下を見て話してくる相手では、全く同じ話しをしていたとしても信頼度が全く違ってくるものでしょう。
メラビアンの法則
ノンバーバルコミュニケーションを学ぶ上ではずせないのがメラビアンの法則です。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが唱えた法則で、「話し手」が「聞き手」に与える影響がどのような要素で構成されているのかを説明している物です。
・視覚情報(表情、視線、見た目、身振り手振り)・・・55%
・聴覚情報(声の大きさ、質、話すスピード)・・・38%
・言語情報(言葉そのもの)・・・7%
この様にメラビアンの研究結果から、「言語情報」が相手に与える影響度は7%と非常に低いものになっています。
逆に「視覚情報」・「聴覚情報」のノンバーバルコミュニケーションの部分が93%と、大半を占めています。
ノンバーバルコミュニケーションは視覚情報が重要
相手に与える影響のうち55%を占めているのが視覚情報です。
そうです、コミュニケーションにおいて1番大事なのが視覚情報なのです。
人を見た目で判断するのは本能的に当たり前の事なのです。
そう思う気持ちも分かりますが、これは紛れもない事実なので、目を逸らしてはいけません。
それを理解した上で、自分をどう表現するかを選択するのは個人の自由です。
コミュニケーションにおける見た目とは
見た目と言うと、生まれ持った顔や体格の事を思い浮かべるかもしれませんが、それだけではありません。
特に以下の部分が大事になってきます。
- 顔やファッション等の外見(ビジュアル)
- 表情の使い方や視線
- 身振り手振り・仕草
この様に顔やファッションなどの外見から、表情・視線・身振りなどの部分からも影響をうけます。
この3つの要素を深堀していきましょう。
外見が与える印象
美男・美女ですと、確かにそれだけで相手に与える印象がよくなるのは事実です。
しかし、顔だけではなくファッションが相手に与える影響も大きいです。
- 髪がボサボサ
- 無精ひげ
- 襟がヨレヨレのTシャツ
- 汚れた靴
こういったズボラなファッションですと、相手に不快感を与えてしまい、あなたに対してネガティブなイメージを持たれてしまいます。
逆に、
- 決まったヘアースタイル
- その人にあった化粧
- 手入れのされた靴
- キレイなシワのない服
こういった清潔感がある外見ですと、あなたに対するイメージが上がります。
もちろん、ファッションはオシャレに越した事はありませんが、まず大事なのは「清潔感」です。
清潔感を意識しましょう。
表情・視線
表情はあなたの気持ちを伝えるのに、1番大事な要素です。
顔色を伺うという言葉がある様に、人は表情からその人が怒っているのか?楽しんでいるのか?退屈しているのか?等の感情を読み取ります。
何も言わなくても笑顔はそれだけで、ポジティブな感情を表現します。
また、感情は相手に伝染するので、笑顔というだけで周りの人を幸せにする効果があります。
悲しい表情をすれば、何も言わなくても、ネガティブな感情を感じますよね?
言葉が無くても、悲壮感が伝わってくる事だと思います。
この様に、表情は言葉以上に感情を伝えます。
身振り・手振り
あなたは手や体を使って話しを表現していますか?
身振り手振りを使う事によって、あなたの話しにインパクトを与える事ができます。
人の話しを聞いた時に「えぇ~」っと言いながら体をのけぞったり、話しの大事なポイントで握り拳を作ったりと、身振り手振りによって印象は大きく変わります。
特に活用して欲しいのが、就活生です。
私も毎年新卒採用の面接館をしているのですが、身振り手振りを使って話す人は非常に少ないです。
「手は膝の上」という謎のルールがある為か、せっかく良い話しをしているのにそれでは話しにインパクトが出ません。非常にもったいない!!
手や体を動かして、話しにアグレッシブさを出していきましょう。
ノンバーバルコミュニケーションにおける聴覚情報
続いて38%を占める聴覚情報ですが、これは声の大きさや声の質、話すスピード等です。
話し方が相手に与える影響も38%と、大きな割合です。
声の大きさ
声の大きさ=信頼性
こう言われる位に、声が大きい人はそれだけで信頼性が高まります。
同じ事を話しても、声が小さい人の発言よりも、声が大きい人の発言の方がみんなの信頼を得られるでしょう。
声の質
声の質においても、女性が電話にでると無意識のうちに声のトーンが上がる様に、声が高いと愛想が良いと思われます。
高ければ良いというわけではありません。
逆に声が低い人は相手に威圧感を与える事や、話しに信憑性を持たせる事ができます。
「世の中の社長や役員の方は声が低い人が多い」と言われる位に、声が低いとそれだけで話しに信憑性がでるのです。
話すスピード
また話すスピードも印象に影響します。
スピードが速いと知的な印象を与えますし、ゆっくり話す人は温厚な印象を与えるでしょう。
また、この部分は相性によっても変わります。
基本的に、話すのが遅い人にとっては遅い人、話すのが早い人にとっては早い人とフィーリングが合うと言われています。
接客業の人は、「相手の話すペースに合わせなさい」と教えている所も多く、話すペースを変えるだけで印象が大きく変わります。
いかがでしたでしょうか?
ノンバーバルコミュニケーションという馴染みのない言葉ですが、実はコミュニケーションにおいて非常に重要な要素だったのです。
あなたも今日からノンバーバルコミュニケーションを意識して、コミュニケーション能力を上げていきましょう!