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- アルカスイス互換ってなに?
- 三脚の取り外しが楽になるって言うけど本当?
- 雲台を変えられるの?
この様な疑問にお答えいたします。
カメラをある程度やっていると、三脚を使ってみたり、動画でジンバルを導入したりと、色々と試してみたくなりますよね?
でも三脚によって雲台(うんだい)が違っていたり、ジンバルを使う時だけ毎回プレートを取り付けるのはめんどくさい。
その様に感じる事も多いでしょう。
そんなめんどくさいを解決してくれるのがアルカスイス互換なのです!
この記事では、
- アルカスイス互換とは何か?
- どれだけ便利になるのか?
- 実際の運用方法
が分かる内容になっています。
統一する事で非常に楽になります!逆にアルカスイスじゃないなんて今では考えられません。
Contents
アルカスイス互換とは何か?
カメラをある程度やっていると、「アルカスイス」というワードを聞くことも多いでしょう。
まずアルカスイス互換とは何なのかを見ていきましょう。
アルカスイスは雲台の規格の名前
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三脚には雲台(うんだい)と呼ばれる部分があります。
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三脚にカメラを乗せる時は、このプレートをカメラに付けてから、雲台に取り付けます。
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この様にして、カメラを三脚に取り付ける事が出来るのです。
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しかし、普通はこのプレートが会社によって違うのです。
その為、マンフロット社の三脚からベルボン社の三脚に取り替える時はいちいちカメラからプレートを外し、付け替えないといけません。
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毎回六角レンチやコインを使って、取り外しをしなければいけません。
これだとめんどうですよね?
それを解決する為に、「アルカスイス」という規格で統一する事で、プレートの付け替え無しでサッと三脚に取り付けられる様になるのです。
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これがアルカスイス互換のクイックシューです。
この様に、アルカスイス互換の三脚も各社から出ているので、それで揃えればプレートの付け替え無しでいけます。
アルカスイスは元は会社の名前
ちなみにアルカスイスというのはもとは雲台を作っている会社の名前です。
この雲台の固定力、安定力が素晴らしかったので、各社からこのアルカスイス規格に合わせた製品が発売されているのです。
アルカスイスのメリット
ではこのアルカスイスの何が良いのか?具体的に見ていきましょう。
アルカスイス互換のメリット
- 付け替えが楽
- 固定力が強い
この様なメリットがあります。
アルカスイスの高い互換性が最強
特に付け替えの楽さから、全てをアルカスイス互換で統一する人も多いです。
この様に、アルカスイスで統一していると、プレートの付け替え無しで装着出来るので非常に楽です。
ピークデザインのキャプチャーから始める人も多い
私もアルカスイス互換の始めがピークデザインのキャプチャーであった様に、ピークデザインの製品からアルカスイスに入る人もいると思います。
ピークデザインのキャプチャーとは、
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この様なアルカスイス互換のプレートを腰ベルトやバックに取り付けて使う事で、カメラの可搬性が大幅に上がります。
脱着が一瞬
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この様に、カメラの取り外しや取り付けが片手で出来るので非常に楽です。
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こちらもカメラに取り付けるプレートがアルカスイス互換になっています。
キャプチャーに付いて詳しくは下記の記事をどうぞ!
![](https://onotakublog.com/wp-content/uploads/2019/10/639D8BF0-DD8A-4B35-A3AB-0F5D3517E11C-320x180.jpeg)
三脚の雲台はアルカスイスで統一しよう
三脚も用途に合わせて複数持ちしたくなりますよね?
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テーブルでサッと撮る用の三脚から、外でじっくり撮影したい時用の三脚、サッと持ち出せる軽量の三脚、はたまた一脚までと、用途によって使い分けたいですよね?
そんな時もアルカスイス互換で統一しておけば付け替えが非常に楽です。
三脚は買う前にアルカスイス互換か確認しよう
この時注意して欲しいのが、三脚の雲台がアルカスイス互換であるかどうか確認しましょう。
- ベルボン
- マンフロット
- SLIK
などの有名三脚メーカーの三脚でも、アルカスイス互換の雲台だったり、自社規格の雲台だったりとまちまちです。
買う前に必ずアルカスイス互換の雲台か確認しましょう。
こちらですと元からアルカスイス互換の雲台です。
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この様にちゃんとアルカスイスと書いてあるか確認しましょう。
クランプを付ければアルカスイス化出来る
「欲しい三脚があったのに雲台がアルカスイスじゃなかった!諦めるしかないか、、」
待って下さい!
実はアルカスイス互換の雲台じゃなくてもクランプがあればアルカスイス化する事が出来るのです。
![](https://onotakublog.com/wp-content/uploads/2020/09/76D5EA2B-E77E-445B-959D-FF2AAA83FBCD.png)
コチラがクランプです。
これがあればほとんどの三脚をアルカスイス化する事が出来てしまうのです。
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クランプには1/4ネジ穴があります。
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大半の三脚には1/4ネジが付いていますので、ここにクランプを取り付けます。
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そうする事で、アルカスイス互換の雲台として使う事が出来る様になるのです。
ちなみに私が使っているクランプはNEEWERという中国のメーカーです。
価格も1800円位なのですが、触ってみると非常に高級感があり、がっちりとした作りになっています。
長年使っていますが、外れる事も無く安心して使えます。
NEEWERのクランプに付いて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にして下さい。
![](https://onotakublog.com/wp-content/uploads/2020/10/CBE304B8-ADE5-40CA-AC4D-8A231F896E45-320x180.jpeg)
実はジンバルもアルカスイス互換に出来る
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写真だけでなく動画撮影にもこだわりが出てくると、ジンバルが気になってきますよね?
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でもジンバルのプレートはおっきいし、付けっぱなしにするわけにもいきません。
かといって毎回付け外しするのも手間が掛かります。
でも実はジンバルもアルカスイス互換にする事が出来るのです。
ジンバルにクランプを取り付ければOK
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普通でしたらこのプレートをカメラの底面に取り付けるのですが、ここに先ほどのNEEWERのクランプを、ジンバルのプレートに取り付けます。
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こうする事で、一瞬でアルカスイス互換にする事が出来るのです。
これでしたらジンバルに載せるのも一瞬で出来るので非常に楽ですし、出先でジンバルから三脚に乗せ換えたりするのもスムーズに行う事が出来ます。
ジンバルに付ける際の注意点
しかし、クランプをジンバルに取り付ける際に注意点があります。
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クランプを乗せた分カメラの位置が高くなります。
そのため、ジンバルと干渉してしまう恐れが出てきます。
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ジンバル・カメラ・レンズの組み合わせによっては取り回しの際にぶつかってしまう事もありますので、事前にチェックしましょう!
weebil sは軽量ですがスペースが取れる作りになっているので、余裕を持って付ける事が出来ます。
まとめ:アルカスイス互換で統一すると非常に便利
いかがでしたでしょうか?
アルカスイス互換の利便性が分かったでしょうか?
私自身も
- ピークデザインのキャプチャー
- 三脚
- ジンバル
全てをアルカスイス互換で統一しています。
これですと外での撮影の際に、キャプチャーに付けて持ち運びをし、写真を撮る時にはサッと三脚に取り付け、動画を撮る時にはジンバルに載せる。
これが楽に出来るのが本当に便利です。
今ではもう欠かす事が出来ません。
是非あなたもアルカスイスを取り入れてみてください!