あなたは「自己開示」という言葉を聞いた事はありますか？
実は自己開示とはコミュニケーションにおいて、相手との信頼関係を築くのに非常に効果的な心理学効果なのです。
気になる異性や友達にはもちろん、初対面の人や、ビジネス上の相手にも効果があります。
さぁ、自己開示について詳しく学んでいきましょう！
Contents
自己開示とは何か
自己開示とは、自分についてのプライベートな情報を、ありのまま相手に伝える事を言います。
コミュニケーションにおけるテクニックの一つです。
自己開示の例文
自己開示にも大きく分けると2つの種類があります。
それは、
- 情報の自己開示
- 感情の自己開示
この2つの自己開示があります。
情報の開示
情報の開示とは、
この様に、あなたの情報を伝える事です。
ここでは、あなたに関しての事実だけを伝えており、感情は入っていません。
感情の開示
感情の自己開示では、
この様に、あなたに関する情報をでは無く、あなたの感情やその変化を開示する事です。
これは男性よりも女性の方が得意です。
女性は感情を表現する能力に長けています。
そして、男性はどちらかというと、感情の自己開示をあまりしない傾向にあります。
むしろ、恥ずかしいと感じ、感情を素直に表現するのが苦手な人も多いです。
「だったら男性に自己開示をしても意味ないじゃないか！」と思うかも知れませんが、安心して下さい。
しっかりと効果はあります。
むしろ女性よりも効果的です。
男性同士の会話では自己開示が少ない分、相手からされるとより効果的になるのです。
自己開示にはどのような効果があるか
自己開示をすることによって様々なメリットがあります。
信頼を築ける
人は自己開示をされると、その相手に対して好意を持ち、信頼します。
「わざわざ個人のプライベートの話しをしてくれているって事は自分の事を信頼してくれているんだ！」
と感じます。
そうすると自分も相手を信頼しようと返報性の原理が働くのです。
相手も自己開示しやすくなる
もう一つのメリットとして、あなたが自己開示をする事によって、相手も自己開示をしやすくなります。
この様に、あなたが「自分の家族構成」を話せば相手も家族構成を話してくるでしょう。
またあなたが出身地の話しをすれば相手も出身地の話しをしてくるでしょう。
こうやって、会話が盛り上がっていくのです。
自己開示は信頼のループを生む
この様にして、自己開示をする事により、相手の自己開示を引き出し、お互いの信頼関係を築くスパイラルが生まれるのです。
この技術はもちろん初対面の相手にも使えますし、営業職のビジネスマンにも非常に効果的です！
自己開示に抵抗感がある人の特長
自己開示のメリットは分かっても、いざ自分がやるとなると抵抗感を持つ事も多いと思います。
自分のプライベートの話しをするのに抵抗感を持ってしまう
「この人には自分のプライベートの話しをしたくないな〜」と相手に信頼を置けない場合や、
「自分のプライベートの話しをするのが恥ずかしい」という、苦手意識を持ってしまうパターンなどあります。
そういった場合には無理に自己開示をする事は無いと思います。
出来る範囲から自己開示をする
自己開示にも程度があります。
いきなり自分の「コンプレックス」や「悩み」などの大きな自己開示をするのでは無く、軽いものから自己開示を行いましょう。
例えば、
- 自分の出身地
- 趣味
- 好きな音楽
いきなり大きな自己開示をするのでは無く、ここら辺の程度の軽い自己開示から始めるのも大事です。
お互いに信頼関係を築きつつ、より大きな自己開示に移っていくパターンですね。
自己顕示との違い
気をつけなければならないのが、自己開示をしようと思ってたのに、気づいたら自己顕示になっていたパターンです。
自己顕示とは
自己顕示欲と良く言われているのを聞いた事があるでしょうか？
自分が良く思われたい、認められたいという思いが強いために、自分の自慢話しばっかりになってしまったり、周囲に認められていないと不安になってしまうことです。
自慢話しは嫌われるだけ
自己顕示欲が強くなってしまうと、自慢話しばかりで周囲の人からは良く思われません。
大事なのは自己顕示では無く、自己開示ですので、自慢話しにならないように注意してください。
まとめ
- 自己開示は信頼関係を築く
- 自己開示が恥ずかしかったら簡単なところからしてみよう
- 自己顕示になると嫌われちゃうよ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
