あなたの周りにも愚痴が多い人っていませんか?
- 仕事の愚痴
- 上司への愚痴
- 旦那の愚痴
- 自分が評価されない事への愚痴
この様に、様々な愚痴を言う人がいると思います。
じゃあ実際に愚痴を言われた時に、どう対応したら良いのかって悩みますよね?
特に上司から愚痴をこぼされたり、ビジネス上の大事な取引先の人から愚痴を言われた時は適当にあしらうわけにもいかず、対応が難しいと思います。
そんな時に大事なのは、「共感しつつも、行き過ぎたらスルー」する事です。
では深堀りしていきましょう!
Contents
愚痴をこぼす人の心理
ではまず愚痴をこぼす人の心理を見ていきましょう。
なぜ愚痴をこぼすのか?なぜ愚痴が多くなってしまうのか?その心理を見ていきましょう。
問題意識を持っている
まず、愚痴を言う人は他人や会社に対して、問題意識や課題を持っています。
- 「あいつはいつも仕事が遅い」
- 「チームみんながバラバラに動いている」
- 「上司の性格が悪い」
- 「ウチの会社は社員を見ていない」
この様に、自分の中で納得いかないもの・問題だと感じているものが愚痴として言葉に出てくるのです。
自己是認欲求を満たしたい
愚痴の特長として、「自分は悪くないけど誰かが悪い」というスタンスを持っています。
- 「最近の新人はやる気が無い」
- 「あいつはいつも仕事が遅い」
- 「旦那がまったく家事をしてくれない」
この様に誰かの悪い所を見つけ、そこを攻撃するのが愚痴です。
実はこの時に、愚痴を言っている本人には「自分を認めて欲しい」、「高く評価して欲しい」という自己是認欲求が働いています。
直接的に自分を褒めるのではなく、他社の悪口を言う事によって、相対的に自分の評価を上げようという心理メカニズムが働いています。
これを難しい言葉で、「他者軽視による仮想的有能感」と言います。
そうですね、、
あまり聞きなれない言葉ですのでとっつきにくいかもしれませんが、簡単に言うと、
他の人の悪口を言い、その人の評価を下げると(他者軽視)、相対的に自分の能力が上がったと勘違いしてしまう事です。(仮想的有能感)
- 「あいつ仕事できないな~」→自分は仕事が出来る
- 「最近の新人はやる気がない」→自分はやる気がある
愚痴を言う人はこの様な心理メカニズムに陥っています。
共感して欲しい
また、愚痴が多い人は「共感して欲しい」とも思っています。
「自分はこういう風に思っているんだ」という気持ちを理解し、共感して欲しいと思っています。
ですので、逆に愚痴を言ってそれを否定されると非常に傷つきます。
相手を信頼している
ポジティブな面としては、あなたに愚痴を言うという事は、あなたの事を信頼しています。
信頼している相手にしか愚痴は言わないものです。
そこは素直に喜びましょう!
愚痴をこぼされた時の対応方法
では実際に愚痴をこぼされた時の対応方法はどのようにすれば良いのか?
それを見ていきましょう!
どこまで共感し、どこからスルーするか?
冒頭でも述べましたが、大事なのは、「共感しつつも、行き過ぎたらスルー」する事です。
愚痴を言う相手はあなたに共感を望んでいます。
あなたにとってその相手が仲良くしたい相手であったり、ビジネス上の重要人物である場合は、相手の愚痴に対してどんどん共感を示し、相手と仲良くなりましょう。
愚痴は自己開示の一種です。
愚痴をしっかりと受け止める事で、あなたに対しての評価は確実に上がります。
逆に、愚痴を言ってきた相手が友達や夫婦の場合には、全てに共感するのでは無く、スルーする事も大事です。
では、具体的に「共感・スルー」のやり方を見ていきましょう。
愚痴に対する共感の仕方
まずは共感の仕方です。
この際に、相手と相手の不満の矛先、どちらも批判しないようにしましょう。
話しを聞くスタンスを作る
別のパターンとして、
この様にして、一番最初に話しを聞くスタンスを作ってあげる事が大事です。
共感を示す
別のパターンとして、
この様に、何か上手い事を言おうとするのではなく、相手の愚痴に共感の姿勢を示す事が大事です。
共感を示すには「大変ですね」、「そうなんですね」などの当たり障りのない相槌で大丈夫です。
共感しても助長はしない
しかし、一つ気をつけて欲しいのが、共感しても助長は絶対してはいけません。
どういう事かと言うと、
であったり、
この様に、あなたも一緒になって愚痴を言ったり、相手が批判している相手の事を、あなたも一緒になって批判したりする事は絶対に辞めましょう。
不満合戦になってしまっても生産性はありません。
相手の愚痴は共感しても助長する事の無いようにしましょう。
愚痴に対するスルーの仕方
愚痴には共感しましょうと言っていましたが、行き過ぎた場合はスルーしましょう。
先ほどのA部長がさらに、
「もう本当に最近の若者には我慢ならないんだよね!俺らの時代は、、」
などと、さらに愚痴がヒートアップしていったらいつまでも共感し続けるわけにはいきません。
スルーする事も必要です。
スルーの仕方
相手の愚痴を打ち切りたい時に大事なのは「話題を変える」事です。
先ほどのA部長のパターンには
この様に、相手が課題と感じてる部分の具体的な解決策を提示するなどして、一度話題を変えましょう。
上手く話題を変え、一回相手に落ち着いてもらう瞬間を作る事が大切です。
しかし、この方法で一つネックなのが、上手く話題を切り替えられない事もある事です。
そんな際は次の方法を試しましょう!
電話をするフリをしよう
電話が掛かってきたフリや、「ちょっと一本電話良いですか?」と言って、一回離席して電話をするフリでも良いので、席を離れましょう。
もちろんトイレに行くでも良いですし、何よりも一回時間を置く事が大切です。
そうすれば相手も落ち着いてくれるはずです。
愚痴をこぼすのが多い人の対応方法:まとめ
いかがでしたでしょうか?
愚痴が多い人には、まず相手の話しを聞き、共感を示す事が大事です。
その時に、相手の愚痴を冗長するような発言は避けましょう。
また、行き過ぎた愚痴には話題を変えるか、強制的に話しを終わらせてスルーする事が大事です。