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あなたはこんな事で悩んでいませんか?
- 部下の成長が見られない
- どうやって部下を教育したら良いのか分からない
- 子供を叱ってばかりいる
- 子供の褒め方がわからない
こういった悩みがある人はにぜひおススメしたい心理学効果があります。
それが
「ピグマリオン効果」です。
このピグマリオン効果を理解する事で、
- 部下が成長する
- 怒らなくても効率的に伸びる
- 子供が期待通りに育つ
- 自発的に勉強する様になる
この様なメリットがあります。
特に部下を持つビジネスマンや子供を持つパパ・ママさん達全員に知って欲しい心理学効果です。
是非最後までご覧ください!
Contents
ピグマリオン効果とは何か?
ではピグマリオン効果とはどんなものか具体的に見ていきましょう。
動画で見たいという方は下記の動画をどうぞ!!
人は期待された通りの結果を出す
これは、アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱されたものです。
心理学者のローゼンタールは1964年にサンフランシスコの小学校で、知能テストを行う実験をしました。
その際に、学級担任の先生には「このテストは今後成績が伸びる生徒が分かるテストだ」と説明しました。
しかし、実際のところはそのような効果のない一般的な知能テストです。
テスト後、結果に関係なく無作為に生徒を選び出し、「この生徒達は今後成績が伸びるだろう」と学級担任に伝えました。
担任教師はこれを信じて選ばれた生徒たちに期待して指導をしました。
すると、本当にその生徒たちの成績が向上したのです。
なぜこの様な事が起こったのか?
この様な事が起こった大事なポイントとして、以下の点があげられます。
- 教師が期待を込めてその生徒と接したから
- 生徒も自分が期待されている事を感じたから
この2点がピグマリオン効果において非常に重要な点です。
教師は伸びる可能性の高い子に対して期待して、教育に力を入れました。
生徒はその期待感を感じ取り、その期待に応えようと進んで努力しました。
そうして、本当に期待した通りに、成績が伸びていったのです。
部下にどう使うか
では実際に会社内においてどの様に「ピグマリオン効果」を使っていったら良いのか、見ていきましょう。
直接期待感を煽る
もし、あなたの直接の部下にピグマリオン効果を使いたい時は、直接期待感を表しましょう!
この様に直接期待感をあらわすのが大事です。
部下の部下の場合
先ほどの小学生の実験の様に、間に1人(実験の時は先生)挟んでピグマリオン効果を狙うのも有効です。
あなたの部下が担当している部下を伸ばしたい時は、あなたの直接の部下に期待感を煽りましょう。
この様に間接的に期待を伝える事でピグマリオン効果を狙うのも大事です。
モチベーションも上がる
この際、「影褒め」というテクニックも使っているため、部下のモチベーションを上げる効果もあります。
影褒めとは、あなたがAさんを褒めようとする時にAさんの周りにいる人にAさんの事を褒める事です。
これが直接褒めるより、非常に効果的なのです。
心理学的には、人は「第三者から聞く情報の方が信憑性が高い」と感じるものなのです。
ですので、直接褒められるよりも影で褒められた事の方が信憑性が高いと思ってしまうものなのです。
子供の教育にも非常に効果的
ピグマリオン効果はもちろん子供の教育にも効果的です。
子供にはポジティブな言葉をいっぱいかけてあげよう
これが本当に大事です。
この様に子供にはポジティブな言葉をどんどんかけて、「期待している」という気持ちを伝えましょう。
この時に大事なことは、
- 努力の過程を褒める事
- 押し付け過ぎない
この2つが特に大事です。
結果よりもそこに至った過程を褒める事により、努力の大切さ・勉強の楽しさを学んで欲しいですね。
また、期待感を押し付け過ぎて、強制にならない様に気をつけてください。
ネガティブな事は言わない様に
まだコップで水を飲むのが上手くない一歳児などに、「〜ちゃんこぼすからコップで直接飲まないで」と怒る事はよくありません。
後述するゴーレム効果を生み出します。
子供がせっかく自分の体を使って新しい事にチャレンジしようとしているのに、それを否定してしまうのは、子供の学習力に大きな悪影響を及ぼしてしまいます。
何事も練習しなければ上手くなりませんし、自ら率先して学ぶ「学習力」を伸ばす事は非常に大事です。
お茶をこぼしても拭けば良いじゃないですか?
子供の自発的なチャレンジを温かく見守りましょう!
ゴーレム効果に注意
ピグマリオン効果と対をなすものに「ゴーレム効果」というものがあります。
こちらも簡単に解説していきます。
ゴーレム効果とは
「ある人物に対しての周りからの期待値が低い場合、その人物は周囲の期待通りにレベルが低下してしまう」というものです。
周りが、「どうせ君にはできないよ」、「君にはまだ早い」などと、期待値が低く接していると、その期待通りのレベルになってしまいます。
無意識のうちにやってしまう
これは、日本の社会においても無意識のうちにやってしまっている人が大勢います。
「ピグマリオン効果」よりも「ゴーレム効果」の方が実際には何十倍も使われてしまっているのが現状でしょう。
何気ない一言によって、部下のやる気も成長も奪ってしまっている人が大勢いるのです。
ネガティブな言葉はネガティブな結果に繋がります。
普段からポジティブな言葉を心掛けましょう。
- ピグマリオン効果って変な名前だけど成長には効果絶大
- 部下から子供まで幅広く使える
- 無意識のうちにゴーレムになっていないか要注意
最後まで読んで頂きありがとうございました。