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- アパレル店員の給料って安いの?
- どうやったら年収が上がるの?
- ファッション業界の他の職種の給料は高いの?
この様な疑問にお答えいたします。
給料が安いと噂のアパレル店員ですが、結論を言ってしまうと、
実際に安いです。
その上、店頭で着る洋服を定期的に買ったり、女性の場合は美容にお金を掛けたりと、色々と出費が嵩みます。
その為、アパレル業界に夢を持ってやってきたけど、生活が厳しくて辞めていってしまう人がいるのも事実です。
そんなアパレル業界でも、「頑張っていきたい」という熱い思いを持っている方の為に、
- アパレル店員の給料の実態
- 給料をアップさせる方法
を紹介します。
先に自己紹介をさせて頂くと、
私はアパレル業界に携わって15年近くになります。
今までに、販売員・店長・営業職を経験し、今はマーチャンダイザーとして服作りに携わりつつ、ECサイトの責任者をしつつ、採用の面接官をしています。
ぶっちゃけここまで幅広く経験している人はなかなかいないでしょう!
そんな私がアパレル業界の実態を教えます。
Contents
アパレル店員の給料はどれ位?
まずはこちらの表を見てください。
年齢別の平均年収を見て行きましょう!
出典:クリーデンス
アパレル業界の職種別の平均年収です。
ハッキリ言って、販売員の給料は低いですね。
アパレル業界だけで無く、日本人全体の平均年収が420万と言われているので、それと比べても低いのが分かると思います。
アパレル店員の初任給は?
正社員の場合、初任給は月給17万円〜21万円程度からスタートする事が多いです。
基本的には大卒入社の方が高く、高卒だと少し下がる傾向にあります。
アパレル店員のボーナスは?
給料の低いアパレル店員でも、正社員ならボーナスはちゃんと年2回でる所が多いです。
ただし、もらえる金額は平均1ヵ月分とそこまで多くありません。
ただ浮き沈みの激しい業界の為に、ブランドや店舗の売上状況によって上下する事があります。
手当はちゃんとあるの?
手当に関しても一通り揃っています。
- 時間外手当
- 家族手当
- 住宅手当
- 役職手当
- 交通費手当
この様になっています。
また予算の達成率によっても手当が出る事が多いです。
企業によって変わってきますが、お店全体の予算・個人ノルマ等を達成する事により、インセンティブとしていくらか手当が出る事があります。
しかし金額はそこまで高くなく、5000円〜1万円の間が一般的です。
アパレル店員は出費がかさむ事も
アパレル店員の場合には、店頭で着る洋服は自分で買うのが一般的です。
ほとんどのブランドが、自社の今季物の洋服を着なければいけない為に、定期的に出費がかさみます。
20%~60%オフで買えるのが一般的です。
購入する際は社員割引制度があり、自社ブランドの洋服が洋服好きには嬉しいサービスですが、それにより買い過ぎてしまう人も多いです。
こちらのグラフはアパレル店員の1ヵ月に掛かる洋服の金額です。
1万円~3万円が一番多く、毎月この位の金額は必要経費として出ていきます。
- アパレル店員の給料は低い
- 初任給は約17~21万
- ボーナスは年2回でるが各給料1ヵ月分が相場
- 各種手当はちゃんとある
- アパレル代は洋服代の出費がかさむ
アパレル店員の給料を上げるには?
アパレル店員の給料が低い事に落胆してしまった人も多いのではないでしょう?
しかし、待って下さい!
アパレル業界に身を置く者として、アパレル店員の給料を上げる方法がいくつかありますのでそれを紹介します!
給料を上げたければキャリアアップしよう
ずっと店員のままですと、正直そこまで給料が上がる事は無いでしょう。
1年働いて月給が1万上がる事など稀です!
では一気に上げるにはどうすれば良いのか?
それはキャリアアップする事です。
先ほどの「アパレル業界の職種別の平均年収」の図を見てください。
販売員以外の職種ですと、給料を多く貰っている職種が見つかるはずです。
まずは店長を目指そう
アパレル店員からのキャリアアップとして想像しやすいのが、店長でしょう!
店員からでしたら比較的に店長にはなりやすく、3~5年で店長になる人が多いです。
そして店長になると年収で一気に50万以上増えます!
全年齢で50万以上増えており、アパレル店員が手っ取り早く給料を上げるには1番の近道です。
「店長になると責任が重くなるからなりたくない」等と思っている方もいるかもしれませんが、そんな事を言っている場合ではないでしょう。
年収は上がりますし、その後のキャリアアップの道も開けるので、アパレル店員はまず店長を目指して欲しいです。
そこから更に上を目指そう
店長になってから、店舗管理や営業などの本部職になると更に給料が上がります。
年収で言うと、販売員よりもプラスで100万以上増える事もザラです。
キャリアアップしていくと、店員時代よりも責任はかなり重くなりますが、その分学べる事も非常に多いです。
また給料だけで無く、仕事の楽しさ、やり甲斐も増えていきます。
専門職はハードルが上がる
「キャリアアップして、バイヤーやMD(マーチャンダイザー)、プレスになりたい!」
そう思う人も多いかもしれませんが、こういった専門職はアパレル業界の中でも人気の職種の為に競争が激しいです。
ただその分なれた時は更に給料が上がりますし、仕事の楽しさも上がります。
アパレル業界のキャリアアップについて詳しく知りたい方は下記の記事からどうぞ!
給料を上げたければ大手に入ろう
給料を上げるもう一つの方法として、大手の会社に入りましょう!
日本のアパレル業界はユニクロ・GUのあるファーストリテイリングを筆頭に大手ほど有利な状況が続いています。
昔は個性的で高単価のセレクトショップやハイブランドが人気でしたが、最近ではプチプラやベーシックファッションなどの、普遍的で安価なファッションが人気です。
その為、そういったファッションに強い大手が更に売上を伸ばしている状況です。
大手の平均年収
日本企業の中でも最大手のファーストリテイリングとしまむらの平均年収をまとめました。
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
株式会社ファーストリテイリング | 760万円 | 37歳 |
株式会社しまむら | 586万円 | 39歳 |
こうして見ると、ファーストリテイリングの強さが良く分かりますね!
まだまだECサイトの拡充と海外展開に力を入れているファーストリテイリングですので、今後も伸びが期待できます。
また国内アパレル第2位のしまむらも、ファーストリテイリングに比べれば落ちますが、それでも高い平均年収を誇っています。
この様に、大手が強い時代は今後ますます続くでしょう!
アパレル業界は転職して給料を上げていく
働いている会社内での専門職へのキャリアアップが難しそうな場合や、給料を上げたい時は、1つの会社で頑張るよりも転職した方が上手くいく事が多いです。
それはアパレル業界は他の業界に比べて人材が流動的な事も起因しています。
実際にいくつもの会社を経験し、それとともにキャリアアップしつつ給料も上がっていくパターンが多いのも事実です。
- 店長→中小企業のMDなどの専門職
- 中小企業のMD→大手のMD
- 店員→EC担当
この様に、転職する事によりキャリアアップ・給与アップしていく事例が多いのがアパレル業界の特長です。
販売員から専門職への転職も可能
「本当に販売員からバイヤーやプレスなどの専門職に転職出来るんですか?」という疑問が残っているでしょう!
この質問に答えると、
ハードルは高いですが、可能性はあります。
- 販売員としての実績がある
- 中小企業
- 採用はアシスタントや見習いとして
この様な条件でしたら転職エージェントや求人サイトを見てみるといくつかあるのが分かります。
専門職へのキャリアアップ転職の流れ
例えばバイヤーになりたい場合ですと、
- 販売員としての実績(店長を経験していれば更に良い)を積む
- 中小企業の未経験可のバイヤー求人を探し転職する
- 最初はバイヤーアシスタントとして経験を積む
- 経験を積んだら大手に転職する(給料アップ)
この様にしてキャリアアップしつつ、給料を上げていきましょう!
転職エージェントはアパレル専用の物を
キャリアアップ転職を目指したいとなったら、まずはアパレル専門の転職エージェントに登録しましょう!
タウンワークなどを見てもあなたの気になる求人は載っていないでしょう、、
登録は全て無料ですので、サクッと登録して、色々な求人を探してみましょう!
おススメの転職サイトは以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アパレル店員の給料事情について理解頂けたでしょうか?
アパレル店員の給料が安いのは事実です。
だからこそ転職を含めたキャリアアッププランをしっかりと持ち、給料を上げていく事が大切です。
その為にも、日々の仕事を惰性で行うのでは無く、しっかり結果を残しつつ学んでいく事が大切になってきます。
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