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- アパレルの店長ってどんな仕事?
- アパレル店長の年収ってどれくらいもらえるの?
- アパレル店長の悩みは?
この様な疑問にお答えいたします。
その前に私の自己紹介をさせていただきます。
私自身はアパレルに携わって10年以上になります。
今までに、販売員、店長、営業、EC担当と様々な職種を経験しており、現在はマーチャンダイザーとして5年以上服作りに関わっています。
また自社の採用担当も兼任しており、年間50人以上を面接しています。
店長としては4年間ほど経験しており、アパレル店長の辛さ、楽しさ、やりがいなどを感じてきました。
アパレル店長というのは、大変な事も多いです。
スタッフとのいざこざや、影で文句を言われていたり、本部からは売り上げが悪いと怒られたり。
でもその反面、責任と権限がある為に、自己の成長に繋がる事も多いです。
数値管理能力や、アパレル業界の流通が学べたりしますが、その中でも私自信が店長を経験して1番勉強になったのは「人の管理能力」です。
これはアパレルだけで無く、どの業種に行っても非常に重要なスキルだと感じました。
そんなアパレル店長を経験した私が、アパレル店長の魅力をお伝えします。
Contents
アパレル店長の年収はどれくらい?
見て行きましょう!
出典:クリーデンス
こちらが年代別のファッション業界の各職種毎の平均年収です。
店長の年収だけ分かりやすく抜粋すると、
- 25〜29歳・・・344万
- 30〜34歳・・・391万円
- 35〜39歳・・・414万円
この様になっています!
普通の一販売員に比べると50万円位は各年代においても高くなっています。
アパレル店長の仕事内容は?
アパレル店長の仕事内容は多岐に渡るのですが、重要なのは以下の物になります。
- 部下の教育
- VMD
- 在庫管理
ここら辺はブランドによっても多少の違いはあります。
それぞれを深掘りしていきましょう!
部下の教育
お店によっては社員は店長だけで、他は全員アルバイトという事もあり、部下の教育は非常に大事な仕事です。
接客からレジ、事務作業と幅広い教育を行います。
VMD
VMDとはアパレル専門用語で、ヴィジュアルマーチャンダイジングの事です。
簡単に説明すると、「商品をどの様に陳列するか」です。
新作の春物が入ってきたから店頭のトルソー(マネキン)に着せたり、冬物は奥で展開したりと、お店の商品陳列を考える事です。
VMDによってお店の売上が大きく変わったり、お店のイメージに影響を与える非常に大事な部分です。
トルソーのウェアリングから小物の色使いまで細かく計算して配置します。
その為大手ブランドでは、VMDは全て本部指示のところもあります。
在庫管理
洋服は鮮度の短い商品の為に、在庫管理も大事な仕事です。
在庫管理で大事なのは、「機会ロスを防ぎつつ過剰在庫を持たない」事です。
機会ロスとは、「在庫があれば売れた」という在庫切れの事で、過剰在庫は売れない在庫を抱えてしまう事です。
店長は適正な在庫を保つように、本部と連携をとり、過剰な在庫は値引きや他店舗への移動などで対応し、売れ筋の商品は機会ロスを起こさない様に、確保します。
アパレル店長の悩み
アパレル店長の悩みも多岐に渡りますが、その中でも大概の店長が悩むのが2つあります。
それは、
- 人間関係の悩み
- 売上の悩み
この2つで悩む事が多いでしょう!
人間関係の悩み
店長は様々な人間関係の事で悩みます。
- 自分が部下から慕われて無いんじゃないか?
- 自分がいない時はみんな気を抜いている。
- スタッフ同士が仲悪い。
- やる気の無いスタッフがいる。
この様に様々な事で悩むでしょう。
店長は部下を注意する事も必要な為に、部下から嫌われる事もあるでしょう。
同じ教え方をしていても、納得し付いて来てくれるスタッフもいれば、反発してくるスタッフもいます。
店長として人の上に立つ以上、部下から嫌われる事はしょうがないと分かってはいても辛いものです。
他にもスタッフ教育をどうするのか?仲の悪いスタッフ同士のシフトをどうするか?そもそも部下のモチベーションをどう上げるか?などの、人間関係の悩みは尽きないでしょう。
売上の悩み
アパレル店舗もビジネスとして出店しています。
利益を出さなければ店舗を運営していく事すら出来ません。
その為売上が悪いと本部から「なんで売上が悪いんだ?」と怒られる事も多いです。
アパレル店員は服とコミュニケーション好きが多く、「お客様の笑顔の為にアパレルで働いています!」という人も多いでしょう。
そういった思いで入ってきても、実際は売上の事を本部からしつこい位に言われる事もあります。
これは私自身もそうでした。
企業理念では「お客様第一」と言っておきながら、本部からの指示は売上の事ばかりでイライラしたものです。
アパレル店長のキャリアアッププラン
最初にファッション業界の職種別平均年収に載っている様に、アパレル店長よりも年収の高い職種が多いです。
どうせアパレル業界で働くなら店長で満足せずに、もっと上を目指したいですよね?
特にゆくゆくは本部で働きたいと思っている人も多い事でしょう!
代表的なキャリアアッププラン
店長からのキャリアアップとして代表的なものが、
- 営業
- エリアマネージャー
- バイヤー
- MD(マーチャンダイザー)
- プレス
などです。いわゆる、本部や専門職と言われる部分です。
特にMDやバイヤー、プレスなどは人気の職種でしょう。
店長からのキャリアアップは誰でもなれるの?
残念ながらこれに関しては誰でもなれるわけではありません。
特に人気職種に関しては狭き門でしょう。
それに企業によっては、販売員採用だとずっと店舗勤務で本部に行く道が元から無い企業もあります。
特に大手はそういった傾向が強いです。
もしそういった企業に入ってしまったり、今いる会社だと本部に空きも無く、「専門職に着けそうも無いな〜」っと感じたのなら、転職する事をおススメします。
意外と専門職の求人は多い
意外とアパレル専門の求人サイトを見てみると、未経験からのバイヤー・MD・プレス・営業などの求人が多いです。
下手に今の会社で実績を積んでキャリアアップを目指すよりも、転職でキャリアアップを目指した方が簡単な場合もあります。
そんなおススメの転職サイトに関しては、下記の記事を参考にしてください。
アパレル店長を経験して良かった事
。
私自身は4年間ほどアパレル店長を経験しました。
その間に人間関係の悩みで寝れない日々を過ごしたり、上司から売上の事で色々言われて発狂したりと大変な事もたくさんありました!
それでも今では店長という仕事を経験して本当に良かったと思います。
その良かったポイントを紹介します。
1番のメリットは人の管理能力を学べる
アパレル店長をすると、ファッション業界の流れが分かったり、数字に強くなったり、よりオシャレに敏感になったりとメリットが多いです。
の中でも1番のメリットだと感じたのが、人の管理能力を学べる事です。 そ
最初はスタッフに注意をするのも気が引けてしまい、出来なかったものです。
- それが、店長職を経験すると、どの様にしたら部下が成長してくれるのか?
- どの様に説明したら、納得して動いてくれるのか?
- どうやったら部下からの信頼を得ることが出来るのか?
- 部下のモチベーションを上げる方法!
などなど、人の管理能力を学べるのは非常に有益でしょう!
この経験はアパレルだけで無く、人の上に立つ仕事をする上で非常に重要な能力となってきます。
アパレル・ファッション業界の転職エージェントのおススメは3つだけ!現役の面接官が教えます!