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- アパレルの面接ってどんなもの?
- アパレルの面接って何を聞かれるの?
- アパレルの面接って外見が大事?
- 面接に受かりたい
この様な疑問にお答えいたします。
その前に私の自己紹介をさせていただきます。
私自身はアパレルに携わって10年以上になります。
今までに、販売員、店長、営業、EC担当と様々な職種を経験しており、現在はマーチャンダイザーとして5年以上服作りに関わっています。
また自社の採用担当も兼任しており、年間50人以上を面接しています。
そんな現役の面接官がこっそりと面接官の本音・面接の受かり方を教えましょう。
Contents
アパレルの面接は見た目が大事?
はい、最初っから本音を言うと、見た目は採用基準にガチガチに入ります。
そんなのヒドイと思うかもしれませんが、ビジネス的にも販売員の見た目は非常に重要になってきます。
その理由として以下のものがあります。
- ブランドイメージに合うか?
- お客様の信頼を得られるか?
それぞれを詳しく見ていきましょう。
ブランドイメージに合うか?
まず大事なのがあなたがブランドイメージに合うか?です!
ブランド自体は凄いフェミニンなのに、モード系な人がいたら浮いてしまいますよね?
ですので、ブランドイメージに合った外見が求められます!
アパレルの面接ですと私服での面接も多いと思いますので、ブランドイメージに合わせた格好をしましょう。
例えスーツだとしても、メイクや髪型で少しでも寄せる事が大事です。
お客様の信頼を得られるか?
「外見が不潔な人と清潔な人」だったらどちらがお客様の信頼を得られるでしょうか?
「外見がダサい人とオシャレな人」だったらどちらがお客様の信頼を得られるでしょうか?
答えは2つとも後者でしょう!
現実問題として、人は人の事を外見で判断します。
企業側からしてもお客様から信頼される人材を得たいと思うのは当たり前の事でしょう。
外見を磨く努力も大事なのです。
- 面接は外見も評価対象
- ブランドイメージに会っているかを考える
- お客様から信頼を得られる外見か?
アパレル面接官の本音
まず面接官の事を考えてみましょう!
アパレルの場合は人事部が全ての面接を行なっているところは少ないでしょう。
店長やマネージャー、マーチャンダイザーや営業部長などが面接官を務めている事が多いです。
面接しても受験者の事はほとんど記憶に残らない
ぶっちゃけると、新卒採用などで1日に20人〜30人も面接する様な場合はほとんど受験者の事を覚えていません。
- 「目立って優秀な子がいた」
- 「本当にウチのブランドで働きたそうだった」
- 「コミュニケーション能力が非常に長けていた」
この様な特徴がある受験者なら記憶に残るのですが、9割の受験者は記憶に残らないでしょう。
面接対策の教科書が良く無い
記憶に残らない要因として、受験者も粗相の無いようにと当たり障りの無い事を話します。
教科書が良く無いのでしょう。
- 「面接の時は動かずに手は膝の上から動かさない」
- 「笑顔を見せすぎ無い」
- 「質問には簡潔に答える」
などと、相手に悪いイメージを与えない様にする事を第一に教えている教科書がほとんどです。
その為当たり障りの無い返答をする受験者が大半になってしまい、面接官の記憶に残らず落ちてしまうのです。
面接はあなたのプレゼンの場
とても大事な事を言います。
面接はあなた自身を企業にプレゼンする場です。
この認識をまずはしっかり持ちましょう!
お客様気分でいてはダメです。
あなたという商品の魅力をこれでもかと語って、企業側に興味を持たせるのです。
当たり障りの無い返答をしている場合ではありません。
- 「あなたがその企業にどうして必要なのか?」
- 「あなたが働く事でのメリットは何なのか?」
- 「あなたの魅力はなんなのか?」
それをアピールする場が面接です。
そう思われそうで自分の魅力をアピールしづらいな〜っと感じる人もいるでしょう!
しかし、あなたが自分の魅力をアピールしないと、誰も語ってくれません。
隣の受験者は一切あなたのアピールをする事は無いでしょう!
臆せずにどんどん自分の魅力をアピールしましょう!
- 笑顔に自信がある
- このブランドで働きたい
- 洋服が大好き
- 接客に自信がある
- 数値管理が得意
- 勉強が好き
こういった長所でも十分です。あなたの長所を徹底的にアピールしていきましょう。
企業側の気持ちを考える
企業側の気持ちを考えた事はあるでしょうか?
- 企業がどの様な人材を欲しているのか?
- 面接官がどの様な人材を求めているのか?
9割の人はここを理解していません。
結論を言ってしまうと、
利益を上げられる人材です。
会社である以上利益を上げないとやっていけません。
企業理念の本音
企業理念として、
- 「お客様第一主義」
- 「最先端のファッションを届ける」
- 「環境に配慮した会社」
など様々な企業理念を掲げていると思いますが、根本的には利益を上げる事が1番の目的です。
その目的を達成する為に、企業理念を掲げているのです。
特に日本人はお金を稼ぐ事に関してあまり良いイメージを持ちません。
- 「利益率業界NO,1を目指す」
- 「売上額1000億目標」
- 「売上至上主義」
どうでしょう?
この様な目標を掲げている会社で働いてみたいと思いますか?
「なんか嫌」っと思う人が大半でしょう。
その為、会社にとって本当は利益が1番なのですが、その点は触れないのです。
その様な企業側の気持ちを理解してから面接に臨みましょう。
今まで私が見た中でも、
「お客様には自分の良いと思ったものしか勧めたくありません」や「売上にとらわれず、お客様満足度を上げて行きたいです」とアピールしてしまう人もいました。
確かに、お客様満足度を上げる事は重要ですが、それ以上に利益を出す事が企業にとっては重要です。
先ほどの自己アピールの際も、あなたの長所を使ってどの様に利益に繋げていけるのかを語る事が出来たら最高です。
- 面接官は受験者の事をあまり覚えていない
- 面接官の記憶に爪痕を残そう
- 面接はあなた自身のプレゼンの場
- 企業側にとっては利益が第1、そこに絡ませてアピールしよう
アパレルの面接攻略テクニック
続いて面接を攻略するテクニックを教えます。
大事なのは「何を話すか?ではなくどう話すか?」が大事になってきます。
ノンバーバルコミュニケーションが大事
これは「非言語コミュニケーション」の事です。
読んで字のごとく、言葉以外でのコミュニケーションの分部の事を指します。
例えば、
- 顔の表情、視線、容姿、身だしなみ
- 腕や体を使った身振り手振り、しぐさ
- 声の大きさ、トーン、話すスピード
この様に人は言葉以外の分部からもコミュニケーションをとっているのです。
特にわかりやすいのが表情でしょう。
この様に、何も言わなくても表情から相手の気持ちを察する事が出来る様に、言葉以外の部分からもコミュニケーションをしているのです。
メラビアンの法則
ノンバーバルコミュニケーションを学ぶ上ではずせないのがメラビアンの法則です。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが唱えた法則で、「話し手」が「聞き手」に与える影響がどのような要素で構成されているのかを説明している物です。
・視覚情報(表情、視線、見た目、身振り手振り)・・・55%
・聴覚情報(声の大きさ、質、話すスピード)・・・38%
・言語情報(言葉そのもの)・・・7%
この様にメラビアンの研究結果から、「言語情報」が相手に与える影響度は7%と非常に低いものになっています。
逆に「視覚情報」・「聴覚情報」のノンバーバルコミュニケーションの部分が93%と、大半を占めています。
ですので、「何を話すか?」より「どのように話すか?」が大事になってくるのです。
詳しくノンバーバルコミュニケーションを学びたい方は下記の記事をどうぞ!
面接では常に口角を上げよう
まずはノンバーバルコミュニケーションの中でも1番重要な視覚情報から対策しましょう。
まずは面接中は口角を上げましょう!
口角を上げ、笑顔を作る事で面接官からの印象が格段に良くなります。
心から笑う必要はありません。
口角を上げるだけで十分です。
ただ継続するのが難しく、気づいたら真顔になっている事でしょう。
そうならない為にも普段から口角を上げる練習をし、体に癖付けておく事が大事です。
身振り手振りを使おう
先ほども言いましたが、「面接中には手は膝の上に置き動かさない様にしましょう!」と教えている教科書が多い為、これを実践してしまっている人が非常に多いです。
本当にもったいない事です。
面接はプレゼンです。
あなたの話しにインパクトを持たせる為にも、身振り手振りを使う事は重要です。
話しの大事な部分では身を乗り出して拳を作ったり、感情を表すのに手振りを使ったりと、膝の上に置いておくだけでは非常にもったいないです。
特にプレゼンの天才と言われたスティーブジョブズはジッとしながら喋っていたでしょうか?
確かにモニターに注目させる時は控えめに話していますが、自分の話しを伝えたい場面では一気に声のトーンを上げ、身振り手振りを使って情熱的に話している物です。
話しを聞く姿勢も考えよう
集団面接の時など、他の受験者が話している時や面接官が話している時にボーッとしていませんか?
販売員のイメージっていかに口が上手いかが大事なイメージを持っていると思います。
しかし、現実ではそれ以上に大事なのはいかにお客様の話しを聞けるかです。
いかに口が上手くても、お客様の話しを聞かないスタッフは売れません。
お客様の話しをちゃんと聞けるスタッフの方が売れるのです。
詳しくは下の記事をご覧ください。
この様に、「この子はちゃんと人の話しを聞ける子かな~?」というポイントも見られています。
他の受験者や面接官が話している時も、口角を上げ頷きを入れる事が大切です。
いつも以上に声を大きく
声の大きさも重要です。
声の大きさ=信頼性
という公式がある様に、声が大きい人の方が人から信頼を得る事が出来るのです。
特に面接などの緊張する場面では声が小さくなりがちですので、そうならない様に気をつけましょう。
- ノンバーバルコミュニケーションが大事
- 口角を上げよう
- 手は膝の上に置いたままでは無く使おう
- 話しを聞く姿勢もチェックされている
- いつも以上に声は大きく
アパレルの面接攻略:質問編
面接の際に聞かれる質問にもアパレル業界特有の物があります。
そちらが気になる方は下記の記事を参考にどうぞ!
アパレル業界でおススメの転職サイト
最後にアパレル業界でおススメの転職サイトを3つ紹介します。
- ファッション・アパレル業界の【クリーデンス】会員募集・・・アパレル転職ならまずクリーデンス!
- 【iDA】アパレル業界の求人・転職なら!・・・ハイブランドの取り扱いも多く、セミナーも充実!
- 【ファッショーネ】・・・関東圏で転職を考えているなら必ず使いたい!
とりあえずこの3つのサイトに登録しておけば間違い無いでしょう。
求人数が多く、大手の求人からハイブランドまで幅広く揃っています。
もちろん全て無料です。
転職エージェントについてもっと詳しく知りたい方は☞「アパレル・ファッション業界の転職エージェントのおススメは3つだけ!現役の面接官が教えます!」
いかがでしたでしょうか?
以上の対策方法をしっかりと落とし込み、面接に臨みましょう!
あなたの合格を祈っています!
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