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- 面接の時に聞かれる長所と短所は何て答えたら良いの?
- 短所も包み隠さず話すべきなの?
- 長所をアピールすると自慢っぽく聞こえない?
この様な疑問にお答えいたします。
その前に私の自己紹介をさせていただきます。
私自身はアパレルに携わって10年以上になり、マーチャンダイザーとして日々洋服を作っています。
その傍らで自社の採用担当も兼任しており、年間50人以上を面接しています。
新卒・中途採用と色々な年代の面接をしており、私自身も「あなたの長所と短所は?」という質問をしてきました。
この記事では、なぜ受験者に「あなたの長所と短所は?」という質問をするのか?
また、面接官に刺さる解答例も紹介します。
Contents
面接で長所・短所を聞く意味
まず、面接でどうして面接官はあなたの長所・短所を聞くのか見ていきましょう。
手っ取り早くあなたの事を知るため
この質問をする意図として、手っ取り早くあなたの事を知るためです。
面接は限られた時間しかありません。
その中であなたの得意な事、不得意な事、出来る事、出来ない事、性格の特性などを掴み、自社に必要な人材が確かめる必要があります。
長所の回答例
ではさっそく、面接で長所・短所を聞かれた際の回答例を見ていきましょう。
協調性をアピールする場合
私の長所は協調性があることです。
周囲と協力して仕事を進めることが得意です。
前職では飲食店で働いており、ホールの責任者を担当していました。
働いているスタッフは高校生から社会人までと年齢層も幅広く、国籍も日本人だけで無く、中国人や韓国人の方が働いていました。
その為、価値観や考え方の違いが大きく、スタッフ間でのトラブルが多発していました。
そこで店長と相談し、定期的にスタッフ1人1人とミーティングする時間を設けてもらいました。
まずは1人1人の意見を聞き、各々がどう考えて仕事をしているのかを聞き取り調査しました。
その中で見えてきたのは、スタッフによっては、上司の指示を第一優先にしていたり、他のスタッフはお客様を優先していたり、また別のスタッフは効率を優先していたりと、動き方がバラバラでした。
そこでまずルールとして、どんな時もお客様優先というルールを決め、それに基づいて行動するようにしました。
その結果、スタッフ同士の意思疎通が前よりも活性化し、スタッフ同士のトラブルが無くなりました。
また、店長からは「離職率が大幅に下がった」とお褒めの言葉を頂きました。
この様に、私の長所は協調性です。
この長所を活かし、御社でも人事部として協調的を発揮していきたいと思っております。
人材のマネジメントをしていきつつ、社員教育に力を入れ、御社のスキルアップに貢献出来る様に頑張っていきたいと思っております。
長所を述べる文章構成
例文の文章構成はテンプレートを基に作っています。
テンプレートをしっかり押さえておけば、非常に理解しやすい文章が出来ます。
そのテンプレートを見ていきましょう!
文章構成のテンプレート
①結論を最初に
↓
②結論の根拠を説明する(実体験を交えるとより良い)
↓
③もう一度結論を言う
↓
④その長所を会社でどう活かすか?
この様に、テンプレートに沿って文章を構成していくと、伝わりやすい文章を作れます。
結論を最初に
まず最初に結論から話すのを絶対に忘れないで下さい。
結論を出すとはあなたの長所です。
面接官も人です、あなたの話しを100%理解してくれるわけでは無いので、最初に結論を持ってくる事によって、話しの聞きやすさが全然違います!
結論の根拠を説明する
次に、冒頭で述べた結論の根拠を説明しましょう!
例文では、「私の長所は協調性があることです。」←この結論に至った根拠を説明しましょう。
その時に、今回の例文の様に、実体験を織り交ぜて説明すると、より説得力が増します。
もう一度結論を言う
意外と忘れがちですが、話しの区切りでもう一度結論を言う事も大事です。
それは、話しが長くなってくると面接官が途中で、「あれ?長所って何だっけ?」と迷子になってしまうのを防ぎます。
それを防ぐ為にも、話しの途中でさりげなく長所をもう一度アピールする事が大事です。
例文ですと、「この様に、私の長所は協調性です。」がその部分になります。
長所を仕事でどう活かすか?
最後に大事なのが、あなたの長所をどの様にして仕事で活かしていくか?です。
特にこの部分は非常に重要です。
それは企業側の気持ちとしては、あなたはウチの会社に入ったら利益を上げられるのですか?
という目線からあなたの事を面接しています。
その為、あなたの長所が具体的に、どの様にして会社の利益を生み出す事が出来るのかをアピールする事が大切です。
例えば、不動産の営業職の面接に来ているのに、「私の長所はパソコンに強い事です。」とアピールされても、それが利益に直結する道が見えづらいです。
面接で短所はどの様に言うべき?
長所は言いやすく、文章も作りやすいですが、短所となると一気にハードルが上がります。
その理由として、「短所は素直に言うべき?」という疑問が湧いてくるからです。
あなたの短所を正直に言う必要はなし!
例え、時間にルーズであったり、コミュニケーションが苦手であったりしても、それをそのまま言ってしまうと確実に評価が下がるでしょう。
短所を言う時のポイント
短所を言う時にはポイントがあります。
それは、
- 長所とも取れる短所を言う
- 努力やアイデアで改善出来る短所を言う
- 話しの終わりはポジティブに締める
この3つが重要です。
長所とも取れる短所を言う
例えば、
- 心配性
- マイペース
- せっかち
- おせっかい
この様な短所は長所にもなり得ます。
- 心配性→仕事を細かくチェックしてくれそう
- マイペース→不測の事態にも動じない
- せっかち→仕事が早い
- おせっかい→面倒見が良い
この様に、短所を長所にする事も出来るので、評価を下げる事がありません。
努力やアイデアで改善出来る短所を言う
短所を言う時は、改善出来る短所を言うのも効果的です。
- 緊張しがち
- 頑固
- 心配性
この様な短所に対して、
- 緊張しがち→何度も練習する事で克服できる
- 頑固→頑固だという事に気付き、意識して人の意見を聞くようにしている
- 心配性→事前準備をしっかりする事で克服できる
この様に改善点を示す事ができます。
話しの終わりはポジティブに締める
最後に大事な事として、短所の話しをしたとしても、話しの終わりはポジティブに締めましょう!
短所の発表だけで終わってしまうとイメージが悪くなったままになってしまいます。
これだけで終わってしまうと評価が下がってしまいます。
この様に、ポジティブな印象で締める事により、相手に与える印象が大きく変わるのです!